10月5日(土)から6日(日)にかけて世界遺産学学位プログラムが開講する授業「遺産保護行政論」への学生(大学生・大学院生)、若手研究者の聴講者を募集いたします。
【講義の主旨】
本講義は、日本の遺産保護に関わる政策、行政システム、保存や活用にかかる取り組みや課題、さらには国際的な文化遺産にまつわる動向と挑戦等について包括的に学ぶこと目的とするものです。講義は文化庁において文化財の保存と活用の実務に携わる文化財調査官をはじめとし、地方自治体の文化財担当者や研究機関の専門家が行い、各分野の最前線の現状を共有いただきます。国内外の文化遺産に関する諸問題への対策に加えて、地方再生や持続的なまちづくりといった社会的課題を解決するための遺産を通じた新たな実践や方法論について学び、考えるきっかけを提供することで、文化遺産にかかる多様な課題に取り組む学生への新たな気付きをもたらすとともに将来を考える一助とすることを目的としています。
【授業日程】
10月5日(土)
10:10~11:25 「世界遺産の保護」
西 和彦 主任文化財調査官(世界文化遺産部門)
11:35~12:50 「世界遺産の価値」
西 和彦 主任文化財調査官(世界文化遺産部門)
13:50~15:05 「国際機関で働く」
井川 博文 文化庁文化財調査官、前ICCROMプロジェクト・マネージャー
15:15~16:30 「文化遺産の国際協力」
金井 健 東京文化財研究所国際情報研究室長
16:45~18:00 「佐渡島金山の世界遺産登録」
尾崎高宏 新潟県専門調査員
10月6日(日)
10:10~11:25 「世界遺産の周囲を守る」
鈴木 地平 文化財調査官(世界文化遺産部門)
11:35~12:50 「世界遺産とまちづくり」
鈴木 地平 文化財調査官(世界文化遺産部門)
13:50~15:05 「文化財と地域計画」村上 佳代
文化庁文化財調査官(広域文化観光部門)
15:15~16:30 「古墳壁画の保護」米村 祥央
文化庁古墳壁画対策調査官
16:40~17:55 「日本遺産」中井 將胤
文化庁文化財調査官、併参事官(文化観光担当)付
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【主な参加対象者】
日本の大学・大学院に所属し、文化遺産に関わる研究・活動に関心をもつ大学生・大学院生・若手研究者
※筑波大学の学生以外はオンライン(zoom)での参加となります。
聴講希望者はこちらより参加登録を行ってください。ご案内のQRコードからも登録ができます。
国内外の文化遺産に関する研究にご関心をお持ちの学生、若手研究者の参加をお待ちしております。