文化遺産演習は、9月16日から9月18日にかけて、富山県南砺市の五箇山で開講されました。
1日目は有機農業の手伝いを行いました。畑に苗を植え、そば殻をまいて、ビニールを被せました。そば殻がちくちくして虫が寄ってこなくなるため、農薬を使わずに虫の被害を防ぐことができることを知りました。お昼からは、移住された方も含めた地域づくり協議会の職員の方々と、空き家の活用方法について意見を出し合うなどの交流を行いました。過去には実際に、演習に参加した学生の意見が採用されたこともあったそうです。夕飯には、伝統的な報恩講料理を食べました。精進料理は初めてでしたがとても美味しかったです。
2日目は、稲刈り作業をしました。天気が良く暑い中で、機械を使わずに手作業で刈るのは大変でしたが、刈り取られた稲が並んだ景色はきれいで、達成感がありました。その後、集会所の障子の張替えを手伝いました。これから何年かは張り替えられないそうなので、なるべく見栄えが悪くならないように頑張りました。夜は楮集落の方々と交流会をしました。おじさんバンド「ing」のライブがとても楽しかったです。
3日目は、伝統楽器の「ささら」を作りました。キットになっていたのできちんと音がでるものにすることができました。富山県の学校ではささらに触れる授業があるそうで、県民が伝統を知る機会があるのは素敵だと思いました。五箇山は自然が豊かで優しい人達ばかりでした。貴重な体験もたくさんできて、充実した実習でした。
稲刈り |
報恩講料理 |
(M1 植田)